Low-Dimensional Palladium on Graphite-on-Paper Substrate for Hydrogen Sensing
B. Wang,T. Hashishin, D.V. Dao, Y. Zhu
https://www.mdpi.com/1424-8220/22/10/3926
紙基板上のパラジウムベースの水素センサーの検出信号を安定化させるために、紙の表面にグラファイト中間層を塗布した。グラファイト・オン・ペーパー(GOP)基板は、良好な熱・電気伝導性、低コスト、複雑でない調製技術などの利点を備えている。このGOP基板上に、真空蒸着法を用いて、厚さ8nmと60nmの準1次元パラジウム(Pd)薄膜を成膜した。GOP基板のユニークな特性のおかげで、超薄膜Pdの蒸着後、連続したPdマイクロファイバーネットワーク構造が現れた。さらに、パラジウムベースの水素センサーのセンシング性能は、25℃ではGOP基板、紙基板のいずれを用いても影響を受けなかった。さらに、50 ℃では、GOP基板の電気伝導度の上昇により、加熱による感度の低下が抑制された。